高専生は大学生の夢を見るか?

高専脱出を夢みた高専生の編入ストーリー

令和5年度 筑波大学情報学群情報科学類 編入合格体験記(編入浪人)

shoseisan.hatenablog.com

この記事の続編です。

結論から申し上げると令和5年度筑波大学情報学群情報科学類(併願)の3年次編入試験に1年間の編入浪人の末、合格いたしました。

正直体験記を書くのはあまり乗り気ではなかったんですが、1年前の僕が合格体験記を書く宣言をしてしまっていること、シンプルに編入浪人の情報が少ない事(去年めちゃくちゃ感じた)、先輩の体験記に頼りっきりだったことが理由として挙げられます。

そういうわけで今後の受験生のためになる記事を書こうかなと思います。特に最近は傾向も変わっていて新しい記事ほど価値は高いです。

 

前置きが長くなった、行きましょう。

 

 

スペック

所属:津山高専総合理工学科情報システム系

席次:大体25~8位をうろついていた。最高3位。

資格:TOEIC 750

プログラミング歴:プログラミング系の部活は未所属。趣味でやっていたとかもない。これに関しては最近ようやく面白いなと思い始めたのでこれからがんばります。

AtCoder : 灰 (111)

 

失敗記から大した進歩はありません。TOEIC635→750, Atcoder : 50→111程度の進歩です。思った以上に浪人って学力が伸びません。浪人して成績が下がるパターンもあると思うので注意してください。

 

AtCoderは参加階数が少なく、アルゴリズム系の本でずっと勉強していたので、茶色に行けるくらいのコーディング能力は有しています。希望的観測ですが。

 

受験結果

筑波大学 7/21 合格

京都工芸繊維大学  7/20 不合格

豊橋科学技術大学 7/19 不合格

・津山高専専攻科 6月頃 合格

 

割と絶望的な結果です。日付を見ると分かりますが3日連続で合格発表でした。

京都工繊に落ちた日は専攻科に行きたくない的なことを言ってたかもしれない、ごめんなさい。でも3年生くらいから大学編入をずっと意識してきて大学に行けないのは流石にシャレにならないと思います。

実は京都工繊は追加合格を多くとるので、筑波に落ちたら終わりか?と言われたらそうでもないです。去年それで受かりました。

 

下の方で詳しく敗因を書きます。

 

7月

7月~夏休みは先生と進路の話をしていて勉強はほとんどしなかった。ゲームを頑張っていた。不合格のショックで自分を慰めていたというのが正しい。

大学に全落ちした私は浪人するつもりでいたのだが、主に次の3つの選択肢があった。

 

1.卒業して研究生として来年度試験を受ける。

2.他の大学を探す。

3.後期休学して来年試験を受ける。

 

2は論外でした。私は京都工繊と筑波に落ちたら浪人するつもりでいました。なので1と3で2週間ほど悩むことになります。

先生曰く、多くの人は1を選択するそうです。自ら学年を下げたがるモノ好きは中々いません。

このうち私は3を選びました。これには割と合理的な理由があって、卒業しようと思うと3月まで卒業研究や授業に多くの時間を吸われることになります。しかし受験後はニートです。私は大学に受からないと何も始まらないと考えていたので、この時間がもったいないなと感じました。

3を選ぶと、

・8月から4月まで無限時間を使って編入の勉強が出来る

・来年4月からも授業もほとんど出ずに卒業研究だけしていればよい。

・受験さえ終わってしまえば卒業は余裕。

・1年生の時に留年しており、留年に対する抵抗が人より弱かった。

こんな感じでした。いろいろ理由を並べましたが、実際にやってみると宅浪は精神的につらいことも多く、1を選ぶのもアリだったかなぁと思ってます。私の選択が正解とは限らないので、もし浪人する方は参考程度にしてください。

 

8月~11月

TOEICだけやっていた。3回受けた。

私の失敗記に書いてあるが、去年の私の最大の敗因はTOEICだった。TOEICは取ってしまえばこっちのものなので、まずこれだけに集中することにした。

しかし。。。

 

635→655→695

と順調に点数を上げ、決める予定だった11月に事件が起こる。

感触は良かった。結果までは多分730行ったなと思って久しぶりの数学を楽しんでいたと思う。

 

何が起きたかと言うと、マークズレをやってしまいました。。。明らかに低いリーディングスコア、スコアレポートを見ると正答率が一部分だけバグっていました(多分part7)。実力的にはこの時点で730を超えることが出来ると思っていたので、自分は神にも見放されたのか、と絶望していました。本気で僕を筑波に行かせない力が働いていると思いました。

ちなみに宅浪は孤独地獄でしたがやる気が出ると結構時間を確保できました。寂しくなったら猫と戯れていました。正直授業を受けるのは嫌だったので、ここでダラダラやれたのは良かったかもしれない。

12月~3月

11月のTOEICで死んだがトラウマになってしまったので次は3月に受けることにした。正直695でも悪くないと言い聞かせつつ、受験後からほぼ触れていなかった数学とプログラミングを開始。

数学は4か月程度だとほとんど忘れていなかった。ウォーミングアップで1週間ほど徹底研究の問題を解いていたらほぼ復活した。暗記に頼らずに理解ベースで勉強をすると忘れません、そもそも公式をほぼ覚えてないので忘れようがない。

プログラミングは、完全に忘れました。この頃の俺、Hello worldくらいしか書けません。

 

この期間、数学は以下をやっていた

・論理学

これは趣味。

・マセマベクトル解析

これも趣味。

・徹底研究

・川久保線形代数

・明解演習微積線形代数

・過去問

学校が始まる前に解き切った。正直もう数学は現役のころから合格者レベルには達していたので大丈夫だった。

 

使用した参考書の詳しい紹介については長くなるので別の記事で書く。

 

プログラミングは以下をやっていた。

AtCoderのAPG4b

C++をある程度書けるようになったので螺旋本をやる時役に立った。

 

・初めてのアルゴリズム入門

皆使ってるやつ。とりあえず1周した。去年やっていたのもあって2周目のハードルは低かった。このあとほぼ触らなかったが、アルゴリズムを網羅的に載せているので能力値0だった自分には良い勉強になったと思う。

 

TOEICは3週間前からそれのみの勉強をした。平均して一日6時間ほどやっていたと思う。同志にシャドーイングが良いと聞いて脳死でひたすらシャドーイングをしたら、

L:375→430と爆上がりし、奇跡的にTOEIC750を取ることが出来た。去年の最大の敗因を潰せた喜びは大きかった。この頃から受かるのでは。。。と思い始めやる気が出てきた。

 

そういえばこの頃私はスタプラで知り合った筑波志望の四大生たち4人とNotionで過去問を共有していました。ただ解答を知れるだけではなく、難しい問題についてみんなで議論できたので成長できたと思います。あと宅浪寂しかったのでモチベーションがアップしました。数学はともかく、情報基礎は一人で過去問をやるのが難しかったため非常に助かりました。

あと謎の絆が生まれました。今も情報共有しています。これが無ければ落ちていたかも。本当にありがとう。

ちなみにこの解答の管理権は私には無いので差し上げられません。

完成済みの解答に頼るくらいなら同志を見つけて協力したほうが得られるものが多いと思います。おすすめです。そもそも過去問はほとんど役に立たない。

 

4月~5月

学校が始まった。TOEICを3/21にクリアしたことで、完全に受かる気でいた。平日は毎日学校へ残り、大体22:00~24:00まで残っていた。生活習慣はバグったが、コンスタントに勉強時間を確保することが出来て色々とやれた。

 

数学は以下をやっていた

・明解演習微積線形代数

実は今年の数学は微積から1問同じのが出ています。自分はこれを解いておらず試験後に気付きました。過去にも数年ほど同じ問題が見られるので、筑波対策に明解演習微積はおすすめです。なぜかこの情報はネット上にはあまり出回っていません。

・他大の過去問

神戸とかむずくて好きだった、所見の対応力が養えるのでおすすめ

 

プログラミングは以下をやっていた

・定本C 

1周読んだ、過去問で非常に役に立った。が、今年は使えなかった。

・螺旋本

出そうなところをやっていた。楽しかった。

・アルゴ式

DPやBFSの実装など、ひたすら書いて理解していた。楽しかった。

・Notion

5月頃に情報の過去問が完成した。正直これでかなり成長した。私はこれの学習効率が高いと踏んでいたため進んで過去問の解答を書いていたのだが、楽しみながら知識を付けられ、さらに仲間から指摘や質問が飛んでくる、最高の学習環境だったと思います。本当に感謝。おそらく一番成長率が高かったのはこれです。

参考書ではなく過去問から知識を仕入れるというちょっと変わったことをやっていたかも。筑波の情報基礎は同じ問題が何度も出ていて、1周解くだけで一部の知識(2分探索、分布数え上げソート、DFS・BFS、グラフ等)が身につく仕様になっている。アルゴリズムと言う分野自体覚えることが少ないので可能だったのかなと思っている。1周ガチって転科する友達に教えるという形で復習していました。

情報の過去問、割とおすすめです。

数学は直近5年でやめておきましょう。過去のものははっきり言って時間の無駄です、明解演習を解いてくれ。

 

Notionはこんな感じ↓

みんなと議論するのはほんとに楽しかった。孤独が紛れました。

6月

滑り止めの対策と試験をしていました。筑波対策はほとんどできず、数学もやれない日が続き、5月の頃より実力落ちたのでは??と少々鬱になっていた。

あとやることが無くて、というか編入に対する飽きが出ていて現状維持をするので精一杯だった。浪人は殆どが現状維持になります、飽き性の人はやめておきましょう。

 

やったことは卒業研究と他大の対策及び過去問と数学力の維持のために過去問特訓をつまみ食いしていた。あとアルゴ式を結構解いていた。

7月

試験受けてたら終わりました。あっという間でした。

やったことは本番の試験。

 

試験前日

前日はNotionのメンバーの一人と会いました。他二人とは会えませんでしたが、3か月ほど一緒に勉強していた人に会えてモチベ上がりました。二人で大学の下見に行きました。ここで220人ほど受けることを知り(去年の+60)、あれ、ヤバいのではと自信が崩壊したと思います。ちなみに7倍です、ひえ~。

 

夜は唯一残していたH23再試験の問題を解いた。数学情報共に余裕で10割取れたが、10年前は今と難易度が違い過ぎるのでマジで当てにならない。

過去問をNotionで作っていたころ、後半は初見で満点取れることが多く割と自信がついていた。本番情報わからなさ過ぎて打ち砕かれるけど。

 

当日(7/10)

早起きした。高専生がわらわら集まってきて怖かった。

 

問題用紙が配られてまず全体の確認をした。死んだと思った。全体で一つも知っている問題が無かった。過去問を解いているときにこんなことは無かったのでかなり焦ったと思う。

情報基礎は流石に知ってるやつが1問くらい来るだろと思ってたので絶望したが、読めば解けることを知っていたのでそう自分に言い聞かせて数学に取り掛かった。

 

※ちなみに問題は失敗したショックで東京のネカフェに捨ててきたのでかなりうろ覚えです。

数学

数学1 相加相乗平均の不等式に関する漸化式と極限の問題

(1)不等式の証明

趣味で高校数学をやっていた時期があったので相加相乗平均の使い方とかは大丈夫だった。しかしかなり高校数学チックで傾向変わり過ぎーと思いつつ、完答した。

不等式の証明なんて久しぶりにやったので少し手間取り時間を使ってしまった。あと7月は数学をあまりやれていなかったのも良くなかった。これは後の時間切れに響いたと思う。

この時点で15分経過、やばい。

 

(2-1)

問題を捨てたので何書いて他か覚えてないが、単調減少数列の極限が下限(inf)に一致することを証明する問題だった。(単調増加→上限(sup)も)

単調減少数列の極限が下限に一致するのは自明ですね、的なことを書いた。問題文はこれとは表現が違ったので部分点がもらえてるかも?

この手の自明な事柄の証明にはε‐N論法が用いられることが多い。今回もこれを使うみたいだったが、H29みたいなのはどうせもう出ないだろとタカを括っていた。正直これが解けた人は居ないと思うので大丈夫。

(2-2)

相加平均の式の極限値と相乗平均の式の極限値が一致することを証明する問題だった。覚えてるので解答を書いてみる。(はてなブログTexつかってみたいだけ)

 a_{n+1} = \frac{a_n + b_n}{2}, b_{n+1} = \sqrt{a_nb_n}

 a_n, a_{n+1} \rightarrow \alphaより、

 \alpha = \frac{\alpha + \beta}{2} \therefore \alpha = \beta

 

多分工学部の試験なので大丈夫だと思う。マセマの微積で似たような処理を見たことがある。大学受験をやってた人ならなじみ深いのかな?知らんけど。

後で気付いたのだが、ほぼ同じ問題が明解演習微積に載っていました。出ないだろうと思って飛ばしたことを後悔しましたが結果として解けたので良かったです。

 

数学1全体で7割

 

数学2

せっかくベクトル空間の勉強を頑張ったのに計算のダルそうな問題で泣きそうだった。

H30でも出ているマルコフ連鎖と言うやつ、のだるいバージョン。今まで筑波はこんな計算問題をださなかったので本当に傾向が変わったんだなと実感する一問でした。

情報理論の部分を取っ払って冷静に対処すれば実は普通の線形代数の問題です。ボーダーの下がり方からして焦って撃沈した人は多そうですが。

自分は1/1000のように括りだして少数を無くしてから解きました。計算ミス怖いのと0を書くのがだるかった。

 

計算ミスが無ければ10割

かなり時間を食い、この時点で50分が経過していた。やべー

情報基礎

情報1

ヤバそうなので飛ばして情報2から解いた。

戻って来てから↓

30分あるし行けるでしょ

あれ、問題文が何も頭に入ってこない、コードで理解しよ

あれ、変数大杉、なにもわからない

もう一度問題文

...

このループをしていたら試験終わってた。(1)の計算問題だけ問題文読まなくても解ける感じだったので解くことが出来た。しかし回収時に最後の最後で計算ミスをしていることに気付き、

「直せ、試験官見てないぞ」

「やめろ、この2年を無駄にするきか」

と心の中で僕が争っていた。結局そのまま持ってかれた。

 

他は全滅です。

30分あったのに???いや1年あったのになにしてたんや???と勉強不足を実感しましたね。

 

多分部分点もらえてるから2割。。。

 

情報2

オイラー和?みたいな自然数の分割に関する問題で初めて見る問題だった。初見だったので読解に時間を食ったが、試験時間を30分残して情報1に行けたのでこの時点で受かったのでは。。。?と思っていた。しかし悲劇が起きる。

最後の問題以外はちゃんと埋められたと思う。最後も多分部分点もらえるので、

8~9割!

自己採点

TOEIC:100

数学:80

情報:50

sum = 230

 

これ、計算ミスなしと仮定した場合なので絶望です。。。coinsの240は明らかに届きませんし、都合よく230貰えるはずもないのでmastの220も期待できないと思いました。自分の1年の無力さを痛感して泣きたくなりました。Twitterではかなり病んでました。しかし周りの友達の反応を見てるとボーダーが下がっている可能性があるなと内心期待はしていました。

 

このあとは京都工繊に受かっていることを祈りながら帰りました。(ここからまた悲劇が起きます)

上にも書きましたが、完全に落ちたと思っていたので東京のネカフェに問題を捨ててスッキリしました。帰りは神保町へいき、理工書を5冊ほど買って気持ちよくなりました。

合格発表

6月 専攻科 合格

あまり取らないと聞いていたので過去問解いてボーダーを大幅に超える計画を立てていた。ボーダーは全体で6割で、全体で8.5割ほど得点していたので大丈夫だろうとは思っていた。

取らないとか言ってた割に5/6人合格で拍子抜けした。頑張った時間を返せ。

 

7/19 豊橋 不合格

僕の番号が無い。何かの手違いだと思った。数学でこけたのと国語が壊滅したからかな。。。第三志望に落ちるのは正直ヤバいと思ってた。ここから怪しい雰囲気が漂っていた。

 

7/20 京都工繊 不合格

去年追加合格したKITに落とされた。アレ、もしかして僕は専攻科に行くのでは。。。と思い始める。しかし過去のデータを分析するとこの大学は追加合格を多くとっている。おそらく上位に入っていると思うので9月の追加合格に期待することにした。しかし長い。。。

このときの精神状態は最悪だった。専攻科には申し訳ないが、ずっと大学編入を目指してきて専攻科に行くオチだけはやめてくれと思っていた。

 

 

7/21 筑波大学 合格

前日ショックで眠れず、11時ごろに結果を見た。落ちているという確信があったので受験表も持たずに合格者番号を見ていた。

なんとcoinsに僕の番号らしきものが。一瞬期待したがどうせ他の人の番号だなとあの日からバッグに眠っていた受験票を見ると、どうみてもそれは僕の番号だった。

この瞬間涙があふれてきた。受かったことよりも長い受験生活および高専から解放されたことによる安堵から涙が出てきた。初めての経験で困惑した。

なんか不合格の時とは周りの反応が違い過ぎてかなり困惑した気がする。

研究室の担当教員にも無能だと思われていたらしく、かなり驚いていた。

 

勝因分析

TOEICが満点

695なら危なかったかもしれない。

 

・数学が人よりも出来た

他の人の体験記を読む限り、8割は結構出来た方だと思います。これのおかげでうかったね。

 

・Notionで過去問の共有をした

過去問自体の知識は使えませんでしたが、Hello worldから効率よく成長できたので良かったと思います。

 

・学校に遅くまで残って勉強していた

環境づくりと生活習慣は大事です。これによってコンスタントに勉強時間を確保できた。

 

・運と根性

我ながら自分のメンタルはスゴイと思います。自分より強い人がバンバン落ちてるので運も結構あると思います。線形代数の計算ミスがほとんどなかったと思われる。

 

・対策量

これは滑り止めの大学に落ちてしまった要因でもあるが、私は筑波の過去問を20年分完璧にしていた(わからない問題が無い状態、コードも動くやつを作ってカスタマイズして遊んでた)

これが役に立ったかどうかはわからないが、筑波の過去問のことは僕が一番知っているし、試験のことも僕が一番知っていると言える程度には対策したと思う。

 

・2度目だったから

これは編入を一切舐めていなかったということ。受かる能力は十分にあるのに舐めプが原因で落ちる人も割と居ます。

試験がその人の実力を正確に測れるわけではありません、僕のようなプログラミング歴カスの凡人でも真摯に向き合っていれば勝機はあります。受かってしまえばそのあと強くなればいい。

 

・去年の敗因をおおよそ潰せたこと

TOEICクリア、情報基礎も普通に出来るようになった。

反省点

AtCoderをもっとやればよかった。しかし直接的な筑波対策になるのかは懐疑的で、手が出せなかった。

 

TOEICをもっと早く終わらせるべきだった。単純に時間の多さに甘えていた。

 

・プログラミングの経験値が無さ過ぎた

正直筑波情報はプログラミングつよつよマンばかり受かります。俺みたいな凡人は蹴散らされて終わりです。高専時代に競プロや開発をバリバリやっていた人が受かります。これに関しては経験値が違い過ぎるので、1年や2年で取り返せないかなあ。結局コツコツやってた人は強いです。

 

後輩に伝えたいこと

編入試験を舐めない事

上にも書きましたが、舐めプつよつよ二キが落ちてるのを結構見ます。彼らが真面目にやったら私が勝つのは無理なので正直助かってますが。

 

・試験難易度と合格難易度は違う

編入の問題は正直簡単です。過去問を見ると拍子抜けするかと思われます。しかし試験難易度と合格難易度は別物です。京都工繊で全体9割近く取って落ちてる僕が良い例でしょう。

 

・TOEIC730は別に有利にならない

筑波の730は有名なので、有名過ぎるが故にほとんどの人がこれを超えます。僕の周りには730を超えてた人が8人ほど居ましたが、全員落ちました。730が人権と言われることもあるがこれは本当だと思う。どれだけ情報基礎や数学に余裕があっても絶対取った方が良い。そういう妥協は去年の僕みたいに命取りになる。

 

・受けてる人はみんなガチ(かどうか知らんがそう思ったほうが頑張れるよ)

多分不合格者ってのはボーダーすれすれのところに溜まってます。去年の自分もそうです。

編入浪人を考えている人に伝えたいこと

基本的に人は失敗を隠したがるものです。僕がたまたま受かっているだけで、今回何人編入浪人が混じっていたかはわかりません。浪人したところで受かる保証は全くないと言ってもいいでしょう。人生を詰ませる覚悟があるなら止めません。

浪人するのなら不合格体験記を書くのはおすすめです。自ら逃げ道を無くしましょう。

 

Twitterで質問受け付けます。

@nopain_nopower

 

編入失敗体験記~筑波大学・京都工芸繊維大学~

R4年度の大学の編入学試験を受けた。京都工芸繊維大学筑波大学ともに不合格だった。受けたのは2校、要するに率直に大方の予想通り平たくところはばからずに正直に言ってしまえば、私は大学に全落ちしたのである。進路はまだない。

※追記(2021/9/16):京都工芸繊維大学へ後日追加合格が決まりました。諸事情で辞退を選択しました。筑波目指して頑張ります。

※追記( 2022/7/22) : 筑波大学に合格しました.近日編入浪人記を公開します.

 

準備期間は充分だった。何がいけなかったのか、戒めとしてここへ残しておく。そして次の受験生への反面教師となれることを願う。ちなみに私は浪人が確定したので後輩の君たちはライバルとなります。

 

これは私が筑波大学を受験した失敗体験記である。そして自らの戒めでもある。

スペック

中国地方の名もない偏差値60前後の非進学高専情報工学科に在籍しています。

私はいわゆるよわよわ高専生で、つよつよ高専生およびつよつよ大学生に強いコンプレックスを抱きながら生きてます。

1年と1~2年

席次:15~25(40人中)

ノー勉強でたまたま受かった近所の高専に進学。勉強嫌いなこともあり、大学へ行かずにそこそこの企業に就職してえ的な理由で受けた。思ったよりもきつく、要領が悪かった私は約3か月で挫折からの約8か月の休学を経験した。休学中も勉強はせず、復学後は字が書けない&頭が回らない&言葉が出てこないでかなり苦労した。多分ここでIQ10くらい下がった。

復学後もまったく勉強しなかった。定期テストは一夜漬けが基本、テスト前でもアニメを見てネット恋愛にうつつを抜かしていた。この頃は

score=単位数/勉強時間を最大化させることを目的に生きていた。本当に勉強が嫌いで仕方がなかった。

3年

席次:8(最終)

ネットで一年半付き合った彼女に振られた。自分に何も無いことを自覚し、せめて勉強は、、と思い勉強を開始。といっても定期テストの勉強期間を増やしただけ。勉強時間を増やした結果、前期の席次11位

ここで「あれ、俺って勉強したら結構いけるんじゃね??」と思い始めた。弊高専ではクラス10位以内に入っていればそこそこ優秀という共通認識があった)

元々高専が自分に合っていない(というかアンチ高専)だったこともあり、編入へのあこがれもあった。成績が良い人間しか編入ができないという固定観念を持っていたワイ19歳、成績が上がったことにより大学への編入を意識し始める。

とりあえず東大を見に行った。東大に圧倒され東大を目指して編入の勉強を開始する。ダニングクルーガー効果を知らない青年は後に現実を知ることとなる。

 

3年夏休み

とりあえず理系なら数学だろう、ということで3年生までの数学の教科書を3年まで終わらせた(正確には線形代数は終わり切らなかった)。ここで数学の苦手意識を完全に潰せた。何ならこの後の数学で無双して天狗になる。

東大は数学と英語の二科目だったのでとりあえず友達に勧められたシスタンを読んでいた。これがつまらなさ過ぎて英語がさらに嫌いになった。

3年秋

学校が始まって学力到達度試験があった。これを見越して勉強していたわけではないが、数学の範囲が夏休みにやったばかりだったので満点を取ってしまう。これがクラス1位となり、私が数強であると勘違いしはじめた。

その後の数学のテストも無双し、100点連発・数学関連の科目(専門・物理)の成績もうなぎのぼり、最終的に席次8位まで上がった。

ちなみに春休み頃は徹底研究をしていた。教科書で基礎力がかなりついていたのでスムーズに1周した。

4年

席次:8位

あのウィルスでオンライン授業となった。秋の学校が始まるまでまったく受験勉強をしなかった。自慢では無いが私は娯楽と勉強を並べられたら迷わず娯楽を選ぶ。東大をあきらめてしまったのはこの期間があったからだろうと思う。しかし周りも同じ状況だったわけで言い訳はできない。

4年秋

対面授業が始まる。席次をもっと上げたいという願望がありオンライン授業をそこそこ頑張っていた私は念願の席次3位を手にする。一位とは3点差でこんなのは誤差だろうということで納得した。この頃から定期テストが無駄であるという考えを崇拝し始め、授業では内職、テスト前は一夜漬けとなった。最終的な席次は8位まで落ちた。数学はちゃっかり満点取ってた。

この頃から東大をあきらめ筑波志望に。

4年春休み

めちゃくちゃTOEIC頑張った。あと過去問特訓頑張って一周した。私は一問一問じっくり考えるタイプだったのでかなり時間を費やした(推定100時間)。英弱過ぎて最終的に635で終わった。ちなみにTOEICの勉強とか恥ずかしくて言えないので秘密です。

5年

過去問解いたり数学の参考書を復習をしたりしていた。あまり参考にしないでほしい。落ちたから。

4~7月

3年夏から編入を目指していたこともあり、この頃は完全に燃え尽きていた。卒研のプレッシャーなどもあり、ほとんど勉強ができなかった。情報基礎がかなり遅れていて、あきらめモードだったかもしれない。ここで完全に敗北が決まったと思われる。

とりあえず情報基礎の試験範囲だけはカバーしようと頑張っていた。過去問は数学10年・情報3年解いた。数学は難易度によって5~10割と変動が大きかった。情報は読んで理解すれば解ける問題が多いので数学よりも頑張るべきだったと後悔している。

前日・当日

スタプラで仲良くなった友達と前日を過ごすことになった。過去問の答えを共有したり、これまでの勉強を話し合ったりした。自分よりも明らかに勉強していて内心負けたなと思っていた。TOEICも完全に負けた。これが案外モチベアップにつながる。

TOEIC

4回くらい受けた。全然点数上がらないし、編入体験談に書かれてることは嘘じゃないのか?と人間不信になりかけた。やっとコツをつかんで600点を超えるが、それがラストチャンスだったためこれを提出。これは大きな反省点で筑波情報を受けるならTOEIC730以上ないとかなり不利になる。大学生からすれば730のハードルは低いのか、基本的に皆これを超えている。635なら730点との差は14点もあって、これは決して小さくない。合否を分けるレベルである。必ず730以上取りましょう。

数学

教科書・徹底研究・過去問特訓をやっていた。徹底研究の問題は最終的には9割9分くらいは解ける状態だったと思う。過去問特訓は1周半くらいしかできなかったが、あまり筑波の対策になっているという印象はなかった。しかし全体的な数学力の向上にはつながったと思われる。

数学の勉強は徹底研究だけやってあとは先生と一緒に過去問を解いて周辺知識を身に着けていくのが効率が良いと思った。筑波の数学は年によってめちゃくちゃ変態な問題を出すので、7割を狙うのと10割を狙うのでは労力に差がありすぎると感じた。捨て問が解けるに越したことはないがよほどの数強でないと解けないであろう。数学に自信がない方は7割を狙って数学の勉強を終えて情報基礎を安定させればよいと思う。

 

試験当日はガウス積分とその応用例・与n次微分方程式がn個の異なる解を持つことを示せという問題(これを解けてる人はいまだ確認できない、捨て問)・ベクトルを一次結合で表すやつ・部分空間に関する問題。

というか解答用紙の罫線が濃い&幅が広いといやがらせかと思った。筑波大を受ける人はこの対策もした方がよいと思われ

 

計算ミスと大門まるまる落としたので5~6割

頼みの数学が全く出来なくて試験中の精神状態やばかった

情報

C言語による初めてのアルゴリズム入門1周のみ

定本Cも買っていたが正直読む時間が取れずなかったも同然、直前に読んだ安定ソートが出たので助かった。

たまにAtCoderをやっていたが編入の教材としてはおすすめしない。1.2年生の頃からやっておくと周りと大きな差になると思う。

 

情報1はソートの問題。勉強不足故に知らないものだったが読めば解ける問題だった。

10割

情報2はバーコードの解析に関する問題。初めて出会う問題でC言語でそんなことできんの?みたいな感じだった。(1)~(3)までは読めば解けた。が、後で単純なミスが見つかりおそらく5~10点を失う。(4)は全然わからなかったからとりあえず埋めた。(5)はパリティチェックの論述させる系の問題で、授業で得た知識で何とか記述した。部分点はもらえそう。

情報2全体で5割 

敗因

自己採点の結果は低めに見積もって

英語86, 数学60, 情報75

sum = 221

ボーダーについてはmast:220、coins:240というのをどこかで見たことがある。

mastとの併願だったのでそちらに受かっていることを期待したが駄目だった。おそらくボーダーは年々上がってると思われる。確実に受かりたいなら250取ろう

 

ここからは考察

1. TOEIC

これが満点ならsum=235と受かる可能性はぐんと上がっていた。

2. 計算ミス

数学で2つ、情報で1つと合計すると20点以上あったと思われる。しかし人間は計算ミスをするものなのでこれは仕方ない、みな平等である。仕方ないからあきらめるかというとそうでもない。計算ミスをすることがわかっているなら見直しをすればいいだけの話で、見直しをする時間が作れるくらい早解きの練習をすべきだった。これは対策不足と言わざるも得なく、言い訳不可能。

3. 情報基礎

単純に勉強が間に合わなかった。今年はたまたま読めばわかる問題が出て正直7割取れたのは奇跡だった。情報基礎は読めばわかる問題が多数なので数学より安定すると思われ、配点が同じことからこちらを頑張るべきだとも思った。

 

4. メリハリ

これが一番の問題かと思われる。勉強開始時期こそ早かったが、メリハリをなかなか付けられず時間をかなり無駄にしていたと思われる。

 

5.席次

単純にこだわり過ぎた。完全に捨てるのも問題だが、テスト前に2週間も使うのは流石に勿体ない。

 

まとめ

最後に、僕は必ずここに合格体験記を書きに戻ってきます。今これを読んでいるあなたはライバルかもしれません。でも枠は譲れません。お互い頑張りましょう。